先日、社内の健康診断の一環として、歯周病の検診が行われました。
私の友人の中には、「えっ、歯の健康診断もやるの?」 と驚いた人もいて
少し調べてみました。
今や歯周病は、40歳を超えるほとんどの人にその症状が見られるそうですが、
歯周病とは、歯垢の中の細菌によって歯肉に炎症が起こり、
やがては歯を支えている骨を溶かしてしまう病気で、
溶けた骨は戻ってくることはなく、結果的に歯を失う原因となってしまいます。
厄介なことに、初期段階での自覚症状が乏しいため、気付かないで放置しておくことも多く、
結果的に症状が進んで重症になってしまうのだそうです。
そして、美味しい物が食べられない、口臭がする、それだけでなく、
全身に影響を及ぼすことも、最近の研究で明らかにされています。
口腔内には100億個ともいわれるたくさんの細菌が住みついていて、
きちんと歯を磨いていなかったり歯周病だったりすると、さらにその菌の数は増殖し、
歯茎などの隙間や、ちょっとした傷口から菌がだす毒素が血管をめぐることで
糖尿病、 狭心症・心筋梗塞などの心疾患、脳梗塞、誤嚥性肺炎、
早産・低体重児出産などを引き起こすこともあるんだとか・・・。
もちろん、抵抗力がある人は菌をやっつけられるのですが
抵抗力が弱まっている人や高齢者のかたにとっては要注意なのだそうです。
こうして調べてみると、決してあなどってはいけない 怖い病気ですよね。
歯磨き等、日常のケアをしつつも、
定期的な歯科受診を心がけ、お口の健康を保っていきましょう!
スタッフ:N
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