私事ですが、先日、姉から
くぎ煮を作ったから取りにくるよう連絡がありました。
関西以外の地域では馴染みがないかもしれませんが
「いかなごの くぎ煮」 のことです。
毎年2月下旬から3月上旬にかけて、
明石・淡路近海で 「いかなご漁の解禁」 が告げられると
一緒に水揚げされた幼魚を、醤油・砂糖・生姜などで、
コトコト汁気がなくなるまで煮詰める 「佃煮」 みたいなものです。
その出来上がりが、錆びて折れた釘に似ていることから
「釘似」 ⇒ 「釘煮」 と呼ばれるようになったという説も・・・
微妙なサジ加減で、それぞれの家庭の味が生まれたり
うちの姉のように、出来・不出来もあったりするようですが
昔の人は、その甘辛い醤油の香りに春の訪れを感じたようです。
今年の解禁日は3月7日 (兵庫)
うちの姉は2kgも買ってきました!
魚屋さんいわく、温暖化の影響もあってか、今年は少なめだそうです。
関西の食における春の風物詩として有名な家庭料理。
最近は通販でもやっていますので、機会があれば召し上ってください。
コレがもう、食べだしたら止まらない・・・。
メチャクチャ白いご飯が進みますよ(笑)
スタッフ:N
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